MEDIAEDGE

お客様導入事例
小林テレビ(KTV12ch)様

MEDIAEDGE-APMを使ったシステムで有線テレビと
インターネットの同時放送配信を実現!

小林テレビ(KTV12ch)様

伊豆半島南東部の先端にほど近い下田市は、ペリーによる黒船が来航した港がある街として有名です。

そんな下田市の一部と南伊豆町の一部を視聴エリアとし、MEDIAEDGE-APMを使用して放送に取り組んでいるのが、「小林テレビ(KTV12ch)」です。現在は、視聴エリア内にある約5,000世帯のご家庭にケーブルテレビ回線で配信しているほか、新たにインターネットでの同時放送配信にも取り組んでおられます。

技術部 島崎 雅之様(左)<br>放送部リーダー 杉山 亮太様(右)

小林テレビ設備有限会社

技術部 島崎 雅之様(左)
放送部リーダー 杉山 亮太様(右)

故郷を離れた下田っ子に「下田の今」を伝えたい

小林テレビさまは、現在自主放送チャンネルを1チャンネルとデータ放送を行っています。
MEDIAEDGE-APM導入のきっかけは 、それまで使用していたAPCが保守期限を過ぎてリプレイスのタイミングだったのが一番の理由でした。さまざまな機種を検討する中で、ある展示会でMEDIAEDGE製品との出会いました。
それまでのAPCはメカニカルかつテクニカルな操作が必要だったので、MEDIAEDGE-APMの直感的な操作感が魅力的に映ったそうです。少数精鋭の地域密着型のケーブルテレビ局なので、パートの女性スタッフでも簡単に操作できる機器を導入できれば、放送の幅や効率を大きく広げられると考えられました。
もうひとつの理由がインターネット放送への取り組みです。
実は下田市一帯は過疎が進行しており、過疎の進行を止めて故郷を離れた下田っ子たちに戻ってきてもらうには、小林テレビさまが制作する番組を通じて『地元の今』を伝え続けることが必要だという想いから。
しかし、ケーブルテレビでは彼らに届かないため、インターネット放送の検討を始めたのでした。
そして、その想いを実現してくれそうだったのがMEDIAEDGEだった、と島崎さま。

番組のインターネット配信と高い操作性が導入の決め手に

導入決定の主な決め手は2点。
1点目は、インターネットでの同時放送配信に対応できること。さらにデジタルサイネージにも強みがあり、小林テレビさまの将来的な事業展開にマッチする点も強みとなりました。
2点目は操作性。新しい機器の導入後、技術担当者が操作方法を教えていかなければなりません。MEDIAEDGE-APMを導入すれば、教えるのが圧倒的に楽になると考えた点も大きな決め手になりました。
さらに他社製品と比較検討する中で、コスト的にもリーズナブルであることなど、さまざまな要因を総合的に判断した結果、MEDIAEDGE-APMの導入を決めていただきました。
導入時のご要望としては、インターネット放送に関する点が多くありました。特に、ADSL回線に加えてISDN回線の世帯もあるので、そうした低速回線の世帯でも問題なく視聴できるようにというご要望を頂戴しました。この点については後日、低速回線でも遅延や画質に問題はないと確認していただいています。

生放送を再放送するのに要する時間も大幅短縮を実現

実際に導入したメリットとしては、技術担当者は明らかに操作が楽になりました。
スケジュールを固定できる上、サーバ上でも日本語の番組名称だけで番組データを管理できるのが便利だと実感しておられます。
また、以前は生放送を再放送するのに4時間近い時間が必要でしたが、今は1時間以内に再放送の準備が整う体制が構築できています。
さらに、パートスタッフもMEDIAEDGE-APMを操作するようになりました。
以前は専任の管理者が常駐して行っていた操作を放送業務未経験だったパートの女性スタッフも担当しています。彼女は初めて機器を触った約1か月後には、ひとりで業務を行えるようになりました。このあたりはMEDIAEDGE-APMの本領発揮と言えます。

MEDIAEDGE-APM導入で、番組制作能力が大幅アップ!

今後はもっと簡単な仕組みや操作で、有線とインターネットの同時番組送出を可能にすることを期待しておられました。
さらにMEDIAEDGE-APMの操作、ビデオの操作、ホームページの操作という3つの操作をひとつのダッシュボードで管理してもらえれば、と杉山さま。また、島崎さまはMEDIAEDGE-APMが持つ機能を十二分に使いこなしていると言える状況ではないので、便利な機能や上手な活用方法を他局と共有したいというご要望をいただきました。
実はMEDIAEDGE-APMを導入してから大きな変化があったそうで、従来は5~6本のニュースを紹介する番組を1日1番組制作していたのが、導入後は同じボリュームの番組を1日2番組制作できるようになったそうです。
その結果、現在は静岡県の地上波民放局よりも自主制作番組の放送時間が長くなりました。
この現実は明らかにMEDIAEDGE-APMの操作性やシステムのおかげだ、と渡邉さま。今後もMEDIAEDGEは、販売代理店とともに、小林テレビさまをトータルにサポートさせていただきます。

ご担当者様からのコメント

直感的な操作に高い満足度!

MEDIAEDGE-APMは、非常に満足度が高いです。本当に操作が直感的なので、放送機材について学んだことがない人もパソコンの操作ができればすぐに扱えるようになるのが素晴らしいです。
また、メディアエッジさんや販売代理店さんのレスポンスも良く、随時コミュニケーションしながら詰めたり判断できたのもスムーズな導入に大きな役割を果たしてくれました。
ケーブルテレビで放送した番組をそのままインターネットでも配信するなんて、機器の開発時には想定していなかったかもしれませんが、まだまだ省力化できる部分はありますので技術革新をしていただき、私たちの操作がどんどん簡単になることを期待しています。

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