MEDIAEDGE

お客様導入事例
鹿沼ケーブルテレビ株式会社様

情報カメラ映像活用のための映像収録システムとして MEDIAEDGEループ映像収録システム LoopRECを導入

鹿沼ケーブルテレビ株式会社様

栃木県の中部に位置する日光市と宇都宮市に隣接する、豊かな森林と美しい清流があり、長い歴史のある見事な彫刻を施した屋台が練り歩く鹿沼秋祭りは国指定重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産にも登録されていることでも有名です。
2019年の台風での河川氾濫による水害をきっかけに、災害時における河川映像を番組への素材として活用し、いち早く視聴者へ発信したいとの想いで各カメラをループ録画できるLoop RECを導入いただきました。


鹿沼ケーブルテレビ株式会社
課長 野口重彦様

検討のポイント

台風災害をきっかけにIPカメラを2台設置し、道路状況を確認するために3台目設置もいたしました。IPカメラの映像をMEDIAEDGE Decoderで受け、L字で文字情報も出せるシステムとしてコンテンツ管理ソフトウェア Display Content Managerを導入しました。

その後再度おきた河川氾濫の際にの4台目を設置しましたが、見たい地点の映像が中々映らないとの視聴者から意見を受けてマルチ画面出力できないか検討を重ねていました。

•従来は複数設置してある定点カメラがそれぞれ、APC(自動送出設備)の外部入力チャンネルを使用しており、マルチ化することで外部入力占有率の軽減ができないか。

•設置しているカメラ4台が確認できるようなシステムで、災害時等における映像素材としての活用を目的に各定点カメラを常時録画する機能を追加できないか。

•収録映像データをネットワークによるNASへのファイル転送ができないか。

このように、多数あった要望に全てクリアできるシステム構築が可能なことが導入のポイントとなりました。

導入効果

外部入力チャンネルを占有していたIPカメラの映像もマルチ画面へのL字合成をすることで任意の情報を送出可能になり、全地点の定点カメラが、常時見られるようになりました。
また、今までは定点カメラの映像を収録するためには、送出サーバーで予めプログラム録画する必要があり、録画作業の設定などにも時間を取られた上、プログラム録画した時間の映像しか残すことができませんでした。
今回Loop RECを導入することで、常時全てのカメラ映像が自動で収録されるようになりましたので、全てのカメラの映像がきちんと収録されているだけでなく、必要な箇所の確認や素材の切り出しも簡単な操作で行えるようになりましたので、映像ファイルの2次利用を行う場合でも、非常に利便性が良いと感じています。
最終的には、マルチ画面化という当初の目的以外に、定点カメラ映像を常時記録しておくことができるようになったことで、映像をさまざまな目的で活用するということをコストを抑えて実現できました。

今後について

今後カメラの増設も含めて災害情報など加入者の方にたくさんの情報を発信できるようにしたいです。
鹿沼市は川沿いに集落が発展してできた町なので河川毎にカメラ増設できたら良いと思っています。
また、TV加入促進の一案としてアプリ(データ放送)によるコミチャンの番組配信によるPRや市民からの動画投稿サービスによる視聴者参加型の番組制作などを検討しています。段階的に浸透できればライブ映像を流すことなど広がりを期待しております。

鹿沼ケーブルテレビ株式会社
HP:www.bc9.ne.jp
TEL:0289-63-0005


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