MEDIAEDGE

お客様導入事例
萩テレビ株式会社様

MEDIAEDGE-APMを2拠点同時導入
直感的なUIとMXF対応がポイント

萩テレビ株式会社様

萩テレビ株式会社様は山口県萩市・阿武町を本拠地とした萩局 はあぶビジョン様、島根県益田市を本拠地とした 益田局 ひとまろビジョン様の2拠点を繋げる地域メディアです。2019年に萩ケーブルネットワーク株式会社の事業を承継後、新スタートを切り、2県をまたがる地域において、自主制作による情報番組や台風・地震などの災害情報の共有、インターネット通信サービスなど地域に密着した情報を発信されています。
ひとまろビジョン様が弊社送出システムである番組自動送出システム MEDIAEDGE APMを開局当初よりご利用いただいていたこともあり、今回10年のシステム更新をきっかけに はあぶビジョン様もMEDIAEDGE APMを導入し2局で運用を開始いただいております。はあぶビジョン様、ひとまろビジョン様両局から見た同システムの成果や評価についてお伺いしました。

植木康夫様

萩局 はあぶビジョン
報道制作部制作技術課

植木康夫様

古瀬玄人様

益田局 ひとまろビジョン
報道制作部 企画課

古瀬玄人様

お客さまの課題

使用していた従来番組自動送出システムは導入からおよそ10年が経過しており、ハードウェア老朽化による送出時の不具合も見られるようになりリプレースを検討しておりました。操作面では、ID管理の手間があり視覚的・直感的な番組の把握や差し替えが難しく操作に時間と手間がかかり、中継放送等の突発的な番組編成が必要な場面ではとても神経を使う必要がありました。
また、番組登録用端末とEPG更新端末が別々なため、両端末の登録作業を行う必要があり、どちらか一方の登録忘れ等の人的ミスが発生しやすい点も悩みでした。


MEDIAEDGEからのご提案

・人的ミスを減らすためのご提案として、益田局には慣れ親しんでいただいた、直感的なユーザーインターフェイス
・番組登録とEPG更新登録を一元管理することで工数とミスを削減
・コンテンツ共有をより便利にすることができるMXF形式への対応

即時対応可能かつ確実な番組送出が求められる中、操作面で作業しやすいシステムというところに特に重点を置いて検討していただきました。

導入選定の理由は 直感的なUI

MEDIAEDGE APMの導入にあたってご評価いただいたポイントの一つとして、見やすい番組のサムネイルなど、視覚的・直感的な操作による番組登録のしやすさ、放送時間変更のしやすさ、などをご評価いただきました。

ドラッグ&ドロップの単純な操作で編成変更が可能になっており、コピー&ペーストなども通常のWindowsのUIを使う場合と同じように操作していただけます。ニュース速報や突発的な番組変更、時間延長がスムーズに行なっていただけるようになっただけでなく、同タイトル番組の一括登録など、細やかで便利な機能を多数搭載しており、直感的なUIということから、システム移行の際の習熟、新規の人への引き継ぎについても容易に行えそうだと非常に好評をいただきました。

組登録とEPG更新登録を一元管理端末で工数削減

番組登録とEPG更新登録を意識することなく同時に行えるMEDIAEDGE APMを導入いただいたことで、操作のし忘れによる人的ミスを減らすことができると同時に、一括操作による作業工数の短縮も実現いたしました。

MXFファイル対応でコンテンツ共有が便利に

萩局と益田局、及山口県内のケーブル局間でのコンテンツ共有においてはMXF形式のファイルが利用されていることから、MXFファイルの取扱は必須の機能でしたが、朋栄製マルチチャンネルビデオサーバーMBP-1000VSとの連携により、MXFファイルを意識することなく従来と全く同じ操作でMEDIAEDGE APMで取り扱えるようになった点も採用の大きなポイントとなりました。

 

萩局 はあぶビジョン様 今後の取り組み

昨年はコロナの影響もあり、新しい試みとしてZoomで視聴者参加型の番組を放送しました。2020年は中止になってしまいましたが、萩・日本海大花火大会の過去のVTRを見ながら、花火大会にまつわる視聴者のエピソードをリアルタイムで紹介するという新しいスタイルで放送しました。他にも山口県高校野球大会中継でTwitterによる応援投稿を募集しリアルタイムで紹介するなど今までない放送方法で工夫し反響をいただきました。

今回、MEDAIEDGE APMを導入したことで流動的な放送に対応しやすくなりました。中継や、通信と融合したサービスを取り入れ、視聴者との距離を縮めつつ双方向でのコミュニケーションを目指して行きたいですね。高等学校の卒業式を卒業アルバム代わりに映像として残したり、地元の視聴者に頼ってもらえるような地域密着型のケーブルテレビとして放送外での通信強化もしていけたらと思っています。

 

益田局 ひとまろビジョン様 今後の取り組み

テレビとインターネットとの融合をうまく絡めて情報発信したいと考えており、地元での無観客でのイベント撮影などもコロナ禍で行けないイベント情報発信をテレビ、インターネット配信など行っていきたいです。

今後は4Kについても考える必要があるので、4Kテレビが普及していけば4Kでの撮影やコンテンツ制作も挑戦していきたいです。

実はトライアルとしてテスト済みです。今後は萩局と連携して、できたらいいと思っております。

また、4K撮影装備はもっとコンパクトにして一眼レフカメラなども使ってみたいと考えてますが、まずはカメラやATOMOS製品など、ライブ配信機材も試してみたいですね。

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