お客様導入事例
株式会社ネット鹿島様
鮮度が高い地域の情報を、新鮮なまま発信する為に
最適なシステムをご提案
株式会社ネット鹿島様
佐賀県鹿島市は西に多良岳山をのぞみ、東は有明海に面した 自然の豊かな恵みに育まれた歴史のある城下町です。
市内には京都の伏見稲荷神社、茨城の笠間稲荷神社と並ぶ日本3大稲荷神社の一つで年間280万人の参詣者が訪れる「祐徳稲荷神社」があります。 その最寄りにMEDIAEDGE-APMでハイビジョンデジタル放送をされているケーブルテレビ局「ネット鹿島」様の本社が置かれています。
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株式会社ネット鹿島
番組制作主任 大隈 博文 様
導入背景
ネット鹿島様はニュースや行政情報などはもちろんのこと、地域貢献をモットーに、市内の幼稚園で開催される生活発表会や季節折々の行事を取材撮影、映像編集をして自主制作番組を放映されています。
鹿島ならではのイベントとしては祐徳稲荷神社で毎年秋に開催される「伝承芸能フェスティバル」や有明海の干潟を舞台に行われる町おこしのイベント「ガタリンピック」などがあり、イベントの模様は番組中にライブ中継もされています。
また放送範囲は鹿島市内だけではなく、西に30km離れた長崎県波佐見町も含み、1局で2地域の放送業務を運営されています。

上の表のように構成される番組は 視聴者にとっては身近なものばかりであり、情報を新鮮なままお伝えすべく、事前のコンテンツの入れ替えも頻繁に発生します。そのような背景でハイビジョンデジタル放送の送出システムを導入検討する上で、求める要件として以下の項目が示されました。
送出システムを導入検討する上で求める要件
各メーカーのシステムを比較検討された結果、5つのご要望をクリアし、最も投資コストを抑えられるということからMEDIAEDGE-APMを2011年3月にご導入いただきました。
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本放送の番組編成やEPG情報が、判りやすくスケジュール入力の操作ができること
直感的な操作ができるGUI。(グラフィカルユーザーインターフェース)
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鹿島と波佐見の2チャンネルを同時送出が可能であること、また今後それ以上の追加も想定
送出機器(STB)の追加と番組編成にスケジュールラインを追加実装することで多チャンネル(最大16チャンネルまで)に対応するシステムになっています。
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ライブ中継の映像を番組内に取り込めること
ライブエンコーダーボックス(ME-LEB)を追加してカメラ映像の入力をさせることで遠隔地からネットワーク経由でライブ中継をスケジュールの中に取り込むことが可能となります。
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コンテンツの抜けによる黒画面発生など、放送事故を未然に防げる運用ができること
コンテンツの空き時間がある場合、画面の上に注意喚起が常に表示されるとともに空き時間がどの時間帯にあるのかを全体から示します(赤色表示)。これにより放送事故を未然に防ぐ運用を可能にしています。
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現在利用中のノンリニア映像編集機との親和性が良いこと
ご利用になっている編集ソフト「EDIUS」は、元は同じメーカー(カノープス株式会社)製品であり、MEDIAEDGE専用のファイルエクスポーターが提供されています。これにより、複数のスタッフが常に共通のファイル形式でコンテンツ生成できます。
制作現場では合計10台の映像編集機をフル稼働し、うち7台はネットワーク接続により素材コンテンツを共有して効率的に番組制作を行っています。取材スタッフは地元で開催のイベントから保育園・幼稚園行事のロケ撮影や、PTAの親子行事にいたるまで、きめ細かく取材活動に回り、地域住民に喜ばれる番組制作に取り組まれています。

ご担当者様からのコメント
MEDIAEDGE-APMはシンプルな操作性と、鹿島と波佐見の2つ地域の番組を同時に編成作業をする当社にとっては、スケジュールラインを左右に並べて同じ画面内で操作できることは、非常に便利でスタッフにも好評です。