MEDIAEDGE

お客様導入事例
朝日放送株式会社様

災害などの有事の際、多拠点の映像を瞬時に
編集・放映する為、MEDIAEDGE製品が強力な武器に!

朝日放送株式会社様

朝日放送株式会社は、大阪に本社を置き、テレビ放送、ラジオ放送、放送番組の制作を主たる事業とする、東証一部の上場企業で、ABCの略称でも知られています。「探偵!ナイトスクープ」などのヒット番組を制作・放送し、ANNネットワーク (All-nippon News Network) のネットワーク基幹局として、全国への番組配信も行っています。

導入背景

情報技術の進歩により、放送局で取り扱われる番組もファイルという情報の集合として扱われるようになりました。また、従来の専門性の高い放送機器は、汎用的な情報機器に置き換わり、業務効率化が可能となりました。
さらに、VTRメーカーから発表された保守終了の動向も一因となり、放送業務の中心であったテープからファイルへ移行する動きが活発になっています。

以上の背景を踏まえて、放送用コンテンツを扱う業務でこのようなファイルベースのシステム化が益々進むと、拠点間を跨ぐ幅広いコンテンツの共有・交換が速やかに必要となります。
具体的には、報道・スポーツ素材、番組パッケージング業務、ポストプロダクション、番組確認業務、系列局間利用などの多くの業務で様々なコンテンツ流通が発生します。

ご提案内容

当社は、動画やドキュメントなどをメタ情報とともに保存し、世界中どこからでも検索、視聴、共有が可能となるコンテンツ管理のためのクラウドサービス (SaaS) として、ME-CCMS (MEDIAEDGE Cloud-based Content Management System) を展開していました。
朝日放送株式会社様にME-CCMSの構想をご相談し、議論を重ねていく中で、放送業務で活用していくためには、素材伝送に必要な機能と、放送業務用ファイルフォーマットへのトランスコード機能を追加の必要性が分かりました。
そこで、朝日放送株式会社様と株式会社愛媛朝日テレビ様間で夏の甲子園期間中の素材送り業務にご利用いただくため、トライアル システムを短期間で構築いたしました。

導入効果

2015年夏の甲子園のコンテンツ送受信トライアルを成功裏に終え、以下の効果をご確認いただきました。

■小規模~大規模まで、規模に応じたランニングコストでの運用が可能
■モバイル端末にも対応し、Webブラウザで簡単に操作可能
■強固なコンテンツ保護対策と柔軟なユーザー権限管理
■その他、フレーム精度の再生制御機能、高速ファイル転送、強力なコンテンツ検索機能、など

現在は、報道・スポーツ部門での素材伝送を中心に幅広く放送業務でご使用いただいています。

ご担当者様からのコメント

CCMSの主な特徴は、セキュア、シンプル、リーズナブル、です。特に、二段階のログイン認証や高強度の暗号化は、安心したコンテンツ運用を可能とします。同等の仕組みを個別にオンプレミスで構築して保守を強いられるコストを想像すると、得られるメリットは明らかです。

朝日放送株式会社は、CCMSを活用して放送品質の素材をよりたくさんの人々と安全に共有し、新しい発想につないでいくことで新たな価値創造が成され、新しいビジネスチャンスに巡りあえるはずと日々期待を膨らませております。
今後も放送局視点でのリクエストをお伝えしていきながら、より使いやすい機能を増やしていきたいと考えております。

ご採用いただいた製品