MEDIAEDGE

お客様導入事例
株式会社テレビ松本ケーブルビジョン様

「防災・交通情報チャンネル」を
ループ映像収録システムLoopRec導入で全面IP化

株式会社テレビ松本ケーブルビジョン様

長野県松本市は、北アルプスに抱かれた地域で、国宝「松本城」や日本で最も古い小学校の一つである旧開智学校など、歴史的建造物が多く残されている城下町です。
文化香る松本地域エリアにて株式会社テレビ松本ケーブルビジョン様は1974年の開局以来、50年近く地域に密着しながら放送、通信事業を通じて地域社会の発展に貢献する取り組みをされております。

右から技術部長 白鳥忠夫様、堀金睦章様、金井孝幸様

テレビ松本ケーブルビジョン

右から技術部長 白鳥忠夫様、堀金睦章様、金井孝幸様

お客さまの課題

2006年4月にスタートした「防災・交通情報チャンネル」の運用開始から15年以上たち、標準画質(SD)のアナログ機器であったことや施設が老朽化していることもあり、カメラ、センターなどの設備をIP化して全面更新することになりました。近年、地震や水害が多発していることから、情報カメラ映像映像を常時録画できる機能が必要と考えており、かつ災害発生時の緊迫した状況においても必要な映像を簡単に取り出すことができるようなシステムを希望されていました。


MEDIAEDGEからのご提案

情報カメラの映像を常時ループ収録が可能
さまざまな場所に設置されている情報カメラの映像を、IP技術を活用して一つのシステムで常時録画。指定の時間でループ収録を行うほか、映像の頭出しや外部の信号をきっかけとした自動的な映像の切り出しなど、必要な情報を瞬時に切り出して放送に利用することでニュースなどに素早く映像を活用できるシステムです。
 
MEDIAEDGE Decoderを使用して、常時放送コンテンツとして活用!
Loopによる映像の常時収録だけでなく、MEDIAEDGE Decoderを使用してリアルタイム映像を出力することで情報カメラの映像を放送で常時利用できるよう提案いたしました。これにより加入者の方が市内の情報をリアルタイムに確認いただけるようになりました。

操作は簡単ワンアクション
地震・台風・河川の氾濫や火山の噴火などの災害発生時には、複数の映像ソースから必要な時間の映像を素早く検索し、必要な映像をすぐに切り出して使用できる必要があります。シンプルかつ直感的なユーザーインターフェイスにより、災害発生などの緊迫した現場出会っても素早く必要な映像を取り出せるようワンアクション・シンプル操作を徹底追求しました。
 
多チャンネルループ収録システム「Loop REC」をご提案させていただきました。

導入検討のポイントは災害発生時に映像をすぐに取り出せること

システムの更新で全面的にIP化を進めるにあたり、主な幹線道路を主体として松本・塩尻市内に情報カメラを合計16ヶ所増設。災害以外でもニュース報道やコミュニティチャンネルでの映像活用も行える映像設備にしたいというご希望をお持ちでした。

また、事件や事故発生時などには、警察からの映像提供の協力要請もあるのですが、従来の収録可能時間だと映像が既に上書きされてしまい、映像を提供することができないケースもあったのですが、新しいLoop RECシステムでは約1週間分の映像を収録できるだけでなく、収録済みの映像データから簡単に検索して取り出すことができるようになり、とても便利になったとのこと。

また、MEDIAEDGE Decoderを使用して、常時ライブ放送を行えるようになったことも利点としていただきました。インターネットでの情報カメラ表示で数十秒、数分おきの静止画配信を行なっているところもありますが、ケーブルテレビ放送局としては、フルフレームでの動画表示に拘りたいと考えられていました。

新設の5ヶ所のカメラについては、普段は環境映像として視聴いただくことも意識してカメラを設置する場所を選定。その甲斐があり、視聴者の方から非常に綺麗な映像を見ることができるようになったと多くの反響があったそうです。

操作運用のし易さは非常に大きい

従来システムでは防災情報が国交省松本砂防事務所からメールで配信されL字で情報を自動配信できるような仕組みもあったそうですが、実際にはあまり使われることはなかったそうです。その後Lアラートシステムが整備されたことにより、コミュニティチャンネルで情報送出できるようになったとのこと。今回のシステムの導入にあたっては極力運用を簡単にできる仕組みの構築を念頭に置いていたそうです。

映像の送出順や時間の変更など、複数の担当者が操作できるよう導入の際のトレーニングを実施。操作もシンプルでわかりやすいことにより、熟練の担当者でないと操作ができないというようなことがなかった点も良かったとのこと。

信頼のサポートが最終決定ポイント

MEDIAEDGEの製品は旧施設でも採用されており、導入の初期段階で発生したトラブルの際にも非常に親身になって要望を聞き入れてくれたこともあり、MEDIAEDGEの担当者へ非常に高い信頼をいただいているとのコメントをいただきました。

製品自体も7年以上無故障で稼働している実績があったことも今回の採用にあたって大きなポイントだったそうです。

今回の提案の際も、(株)レスターコミュニケーション様との連携で要件にきちんと対応したシステムを予算内の価格で提案させていただいたこと、MEDIAEDGE担当者がこれまで積み上げてきた信頼関係からも他社製品の導入は考えられず、MEDIAEDGEのシステム導入を決めていただいたそうです。

予想以上の加入者の好反応

営業の方が加入者様を訪問した際や、SNSでの反響など、さまざまな場所で多数の嬉しい評価の声が届くようになったとのこと。HPや放送を見ていた加入者の方から映像や音声に少しでも異常があるとすぐに電話が入ることからも、日常的に多くの方々にこのチャンネルを見ていただいていることを実感します。

新たに導入したループ収録システムからの映像は、テレビ松本様のキラーコンテンツとも考えられているそうです。

テレビ松本様の放送エリアは東西50km、南北80Kmと非常に広い上に、市街地では晴れていても、山間地は雪で通行に支障があるといった状況となる季節もあり、仕事で長距離を移動するビジネス関係の方々からも天気予報では分からない生の情報が得られると喜ばれております。


テレビ松本ケーブルテレビジョン様 今後の取り組み

テレビ松本様の管内においては、伝送路のオール光化(FTTH化)工事が完了し、現在は加入者のHFC(同軸)設備の移行工事を進められているそうです。この工事によりIP化のメリットを最大限に活かせるようになり、運用しやすくかつ加入者の方にとっても安定して美しい映像をご覧いただけるようなサービスの構築が可能になります

今回導入した情報カメラの映像についても近日中にホームページでも公開し活用していくようにしたいと考えられているそうです。

株式会社テレビ松本ケーブルテレビジョン

HP:https://www.tvm.ne.jp/
電話:0263-35-1008(代)
お問合せ:Info_catv@tvm.co.jp