MEDIAEDGE

お客様導入事例
山梨CATV株式会社様

番組送出システムの機器更新を、ワークフローを変えずにコストを抑えて実現

山梨CATV株式会社様

山梨CATV株式会社様は、1977年に設立、山梨県山梨市全域をサービスエリアとして40年以上に渡ってテレビの同時再放送や自主放送を地域に提供されている会社です。本社のある山梨市駅周辺は、国内屈指の景勝地である西沢渓谷や日本百名山の甲武信ヶ岳、9つの山梨百名山など豊かな自然に恵まれている地域で、1年を通してフルーツや花・木など豊かな自然の恵みを楽しむことができる地域です。通信事業を通じて地域の通信インフラの構築に貢献、暮らしに役立つ放送を視聴者に送り続けておられ、地域の加入率が9割をという地元に密着し、地元からも圧倒的な支持を得られているケーブルテレビ事業者様です。

制作部 中澤 忠仁様

山梨CATV株式会社

制作部 中澤 忠仁様

お客さまの課題

山梨CATV株式会社様は、現在のシステムをご導入いただく前、アナログ放送の時代にもMEDIAEDGEの製品をご利用いただいていました。その後新たにデジタル放送に対応したMEDIAEDGE-APMをご利用いただいていましたが、このシステムが導入から5年経過し、送出サーバーなどの機器が保守対応年数5年を迎えることから機器更新を行う必要があり、当社にご相談いただきました。
機器更新にあたり、ワークフローや使い勝手を変えてしまうと、慣れるまでオペレーターの方の業務負荷が大きくなってしまうことから、できるだけ操作感を変えないで機器を更新したいというお考えをお持ちでした。


MEDIAEDGEからのご提案

操作感の変わらない直感的なユーザーインターフェイス
MEDIAEDGE-APMはバージョンアップしても操作感が変わらないよう、新機能を追加する場合にも最新の注意を払ってユーザーインターフェイスを設計しています。細かいスケジュール調整もドラッグ&ドロップ操作で行えるなど、直感的な操作性は初代バージョンから変わることなく維持されていますので、システム更新を行なってもオペレーターの方が新たに操作を覚える必要がありません。

ワークフロー向上を実現するEPG自動登録
MEDIAEDGE-APMでは、送出スケジュールを登録する際に、EPGに登録するデータもMEDIAEDGE-APMのユーザーインターフェイスから入力することができます。別途EPGにデータを登録することなくワンストップで番組登録が可能です。急遽生放送へ切り替えが発生した場合でも、スケジューラに入力するだけでEPGデータの更新も可能ですので、慌ただしい運用状況であってもスムーズに必要な作業を完了させることができます。

開発もサービスも日本で実施
MEDIAEDGE-APMは、MEDIAEDGEの神戸本社で開発されている日本製のAPCです。また、前システムを導入させていただいた際の担当営業が今回のシステムのご提案もさせていただくことで、サービス的な面でもシームレスに新システムへの移行を実現いたします。

新システム導入のポイントは現場目線での移行のしやすさ

新システム導入にあたって最も重要なポイントとして考えられたのが「現場目線での移行のしやすさ」だったとのこと。使い勝手はもちろん、送出サーバーと送出設備を接続する際に必要な新たな投資をできる限り抑えることも重視されていたそうです。今回のMEDIAEDGE-APMをご選択いただいたことで、サーバー本体や周辺機器など必要な部分のみ更新することが可能となり、大掛かりなリプレイスをすることなくスムーズに新システムに移行することができたとのこと。

また、現場のスタッフの方から「わかりやすい」とご評価をいただいていた旧MEDIAEDGE-APMから新しいバージョンへの移行となりましたので、操作習熟も新機能を重点的に行うだけで良く、すぐに慣れて実運用を問題なく行えたことも高くご評価いただきました。

他社製品を運用して感じた操作運用のし易さの重要性

山梨CATV株式会社様では、今回リプレースを行う旧MEDIAEDGE-APMシステムのひとつ前に、他社製APCを運用されていた時期があったそうです。HD放送とアナログ放送との混在するタイミングでもあったのですが、その他社製APCを運用していた際には特にEPGに関する操作がうまく連動できずとても苦労されたとのこと。生中継の切り替えが発生した際にはEPG入力のためスタッフがヘッドエンドのところまで移動しなければならず、慌ただしい中でかなり難しい運用をしなければならなかったそうです。この時の苦い経験から、EPGの変更に関するワークフローには特にこだわりをお持ちだったそうですが、MEDIAEDGE-APMではスケジューラーからEPGデータの入力まで行うことができますので、制作部の部屋から移動することなく端末を操作するだけで生中継への切り替えにも素早く対応できるようになった点も非常に喜んでいただきました。

さらに、他社製APC運用時には対応していたファイルがAVI形式で容量が大きかったため、APCへのファイル転送にも時間がかかっていたのですが、MEDIAEDGE-APMではファイル転送もストレスなく行えるようになったそうです。

信頼できる担当営業とサポートのレスポンスの良さ

旧MEDIAEDGE-APMの時代から、何か相談したいことがあって声をかけるとすぐに反応してくれる担当営業や開発担当の存在もMEDIAEDGE-APMの新しいバージョンをシステム更新で選んだ理由の一つとのこと。

「改善点を伝えるとすぐに対応してもらえるレスポンスの良さに信頼を置いております。更新したMEDIAEDGE-APMの送出システムは安定した自主放送の供給に役立ってくれており、今後も放送が止まることなく安定稼働してくれることと思います。」とのありがたいコメントをいただくことができました。

山梨CATV株式会社様 今後の取り組み

「地元密着型のケーブルテレビとして、今後も地元の視聴者、利用者に頼られるサービスを提供できたらと考えております。

現在は山梨市ならではの農作物を中心とした情報番組や地域の学校イベントの放送などコロナ禍で視聴者にとって身近な自主放送を発信しております。今後はライブカメラを利用したコンテンツ発信や、ドローンの撮影でより臨場感のある花火大会など中継なども考えております。

それにはMEDIAEDGE-APMによって放送が安定稼働することを期待しております。」とのことで、今後とも地元に密着したサービスの展開に今後も取り組んでいかれるとのことでした。


ご採用いただいた製品