MEDIAEDGE

お客様導入事例
株式会社GAORA様

日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権大会2023 にて 撮影機材として「QDCAM」と「QDVS」を採用いただきました

株式会社GAORA様

2023年9月29日、30日の2日間に渡って和歌山県南紀白浜GCで開催された「日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権大会2023」がCS スポーツ専門チャンネル「GAORA SPORTS」で放送されました。
この大会のティーショット撮影におけるスーパースロー撮影機材として、MEDIAEDGE 株式会社のスポーツ向けハイスピードカメラ「QDCAM」と、録画/再生切換型スローモーションサーバー「QDVS-1000」を採用いただきました。





株式会社GAORA
岩滝様

お客さまの課題

ティーショット撮影を選手正面からと打球正面の2方向からのスーパースローの画で撮影したい。


MEDIAEDGEからのご提案

・小型ボックスカメラの特性を活かし今までにないカメラ設置場所から打球正面を捉える
・グローバルシャッターによる歪みのないスーパースロー

QDCAMの中継カメラとしての可能性

以前からQDCAM は知っていましたが、野球関連のプロジェクトで分析用のカメラを検討しており、実際に試す機会がありました。 プロ野球のキャンプにおいてブルペンでスーパースロー撮影のテストを行なった際、QDCAM の映像を見た解説者から「今年のブルペンには素晴らしいカメラが入ってるね!」というコメントを貰いました。
そこから、 中継のカメラとして使用することができないかと考えました。 様々なスポーツ放送のシチュエーションで検討しましたが、ゴルフ中継で使用したらボックスカメラの小型の利点を活かして、普通は撮れない打球正面の画と選手正面の画を組み合わせたりすることができるのではと考え今回の採用に至りました。

当日の機材構成

 

打球正面からの映像のインパクト

もちろん通常使用している中継カメラでもスロー映像は撮れますし、EVSからもスロー再生はできます。ですが、打球正面へのカメラの設置が難しく、今までの大型中継カメラでは実現することができませんでした。

QDCAM は、小型のボックスカメラのため、打球正面に置いて撮影しても、プレーの邪魔にならずに撮影することができます。公式戦で、打球正面の映像は撮ったことがないので撮ってみたいとプロデューサーたっての希望もあり、設置させていただく許可をいただきました。それにより非常にインパクトのある打球方向からのスローのスイング映像を撮影することが出来ました。

歪みのないスーパースロー映像

今回は1番ホールでのティーショットを打球正面と選手正面2方向からの240fpsスーパースローで撮影。中継では、完全に同期させた2つの画面を使用し、選手の打球方向とスウィングを同時にスローで放送しました。
打球正面からのカメラ位置も打球がゴルフクラブに当たる瞬間を捉えるようにしました。中継では、QDCAMの特性であるグローバルシャッターを活用して、ゴルフクラブのしなりに歪みがないことを視聴者に伝えました。
MCからは「ゴルフクラブのシャフトのしなりが見やすいね、手元の位置がわかりやすい」と高評価のコメントを何度もいただきました。18番ホールではカメラは携帯性を考慮して、伝送装置カムサイトユニットやコンバーター、光ケーブルなどをバックパックに収納し、カメラマンが背負ってグリーンのショットを撮影しました。
これにより、ラフショットやパットをクリアに撮影し、ボールのラインもはっきり見える素晴らしいスーパースロー映像を放送することが出来ました。

小型のボディで撮影現場活躍の場が広がる

QDCAM はFHD4 倍速スーパースロー撮影に対応したボックスカメラで、その小型ボックスカメラの特性を活かして、移動可能なスローカメラとして中継にも活用できることが明らかになりました。もちろん、改善の余地もあるため、MEDIAEDGE に提案し、より洗練された製品に進化させることを期待しています。価格面でも、スローカメラの導入が容易であるため、中継の現場でも手軽に利用できると考えています。

 

GAORA SPORTS
HP:https://www.gaora.co.jp/