MEDIAEDGE

ループ映像収録システム

カメラ映像を24時間365日ループ収録

LoopREC2

特長

近年、地震・台風といった災害報道の重要性がより大きくなり、情報カメラの増設が進む中、こうした映像を効率的に運用するためのシステムが必要となっています。本システムは、切迫した現場状況であっても必要な映像を素早く取り出して活用できるよう、シンプルな操作性を徹底的に追求して開発されたループ映像収録システムです。さらに緊急地震速報などのアラートシステムと連動して映像を自動的に切り出す機能もサポートし、運用現場での作業をできるだけ少なくできるよう考慮しています。 ​

放送局の報道制作部門

情報カメラ映像をサーバーで常時収録。指定した時刻、長さで任意に切出し可能。切り出したファイルは設定に基づき、ネットワークを通して送出サーバー、ファイル再生装置、共有ストレージに送ることが可能。地震などの災害発生時に迅速な映像再生や編集を可能にします。

ベースバンドでのリアルタイム再生にも対応することで映像確認が容易に行えます。

初代LoopRECでは難しかった複数のDecoderでの振り返り再生やLive再生も可能になっています。

地震情報などを接点信号入力、それをトリガーに災害発生時の映像をファイルとして自動生成し、送出サーバー等へ受け渡しをすることで効率化を実現。

ケーブルテレビ局

情報カメラを常時収録し、災害発生時の映像をファイル生成するだけではなく、交通情報や各種事象の発生時にも活用することが可能。

複数のDecoderへの再生制御を利用し、ライブ映像をベースバンド出力してマトリックススイッチャーに入力することで、収録だけでなくライブ映像の活用も可能に。

主な特長

LoopRECの機能を踏襲

災害報道使用を主目的とし、多拠点カメラ映像を24時間365日収録。

収録カメラ映像は、MEエンコーダに加え、IPカメラも直接収録可能。

同時刻の複数カメラ映像をまとめて視聴が可能。

収録した過去映像を必要に応じて、ベースバンド出力やMXFファイル(XDCAM 50Mbps)出力可能。

複数ファイルベースシステムとの高い親和性。

リアルタイム性を保持しつつ高い映像品質を守るという次世代映像伝送プロトコルSRTを採用。

マルチサーバ、現予備サーバ、トランスコード専用端末などを追加することができる、高いシステム拡張性。

 

LoopREC2の新機能

本線ストリームに加え、プロキシストリーム(512Kbps)を収録。マルチカメラ映像を扱う場合、プロキシ映像を利用することで負荷を軽減。これにより、プロキシ映像のみを表示する機能(「マルチモニター」機能)を限定した場合、専用PCではないPCで操作・視聴が可能。

スケーラブルにサーバーを追加可能なシステムのため、収録時間やエンコーダを必要に応じて増やせます。24時間以上の収録、数百台のカメラを使用したシステムも実現可能。

WebRTCを採用し、ブラウザベースで視聴が可能。

カメラごとのメタ情報(住所、コメントなど)を追加。

複数デコーダを管理可能になり運用の柔軟性が向上。

LoopRECでは実現できなかったプレビューデコーダ無しのPCだけの操作システムも構築可能。

管理者や運用者などマルチユーザーによる管理運用が可能。

MXFファイルにXDCAM 35Mbpsを追加。

オプションのLiveビューワーをWindowsPCに入れることで、操作PCまで行かずに各地点のLive映像を確認することが可能。

ユーザー管理による機能と表示制限が可能。

新開発によるマルチLive表示により、操作PCでのマルチ表示を最大20面まで可能に。Live表示遅延も少なくなりました。

シンプルかつ直観的な操作パネルを採用。

便利な各地点一斉頭出し機能。

少ない操作で迅速な再生、ファイル書き出し。

その他おすすめポイント

全国40社以上のユーザー様でご採用いただいた実績。

お客様の構成、規模に応じた柔軟なご提案が可能。

構成例

構成概要図

ベースバンド5系統、IPカメラ2系統の概要図です。​

WANネットワークを利用した構成例

ネットワーク耐性に優れたSRT対応のシステムのですのでWAN網を利用した構築も可能

マルチ表示と収録のフロー図​

IPエンコーダーで本線映像用のストリームとマルチ表示用の​プロキシストリームを生成します。本線ストリームはDB収録サーバ​プロキシストリームはプロキシサーバに収録します。
​ プロキシストリームは、低ビットレートの512kbpsにすることでマルチ表示時のPCとネットワーク負荷を軽減し、スムーズに表示することが可能となります。​

プロキシストリームによるライブ映像のマルチ表示

ファイル切り出しのフロー図​

収録した本線ストリームは、任意の時刻でファイル切り出し可能です。​ファイルの書き出しはMXF形式(XDCAM方式)になります。

MXF形式(XDCAM方式)

ファイル切り出し時に、カメラ拠点名と時刻をXML形式のメタ情報として​同時生成することも可能です。

自動ファイル切り出しのフロー図​

外部のトリガー信号を受けて、自動的にファイルを切り出すことができます。下図では緊急地震速報発砲時の接点をトリガーとしてしますが、text形式やxml形式ファイルをトリガーとして対応することも可能です。​

ファイル切り出し

画面説明

主要操作画面

マルチ画面


マルチ表示画面のイメージです。​1画面上に20の映像が表示できます。ページ切り替えにより20以上の映像ソースを取り扱うことが可能。タブ機能により任意のグループでの表示を設定することもできます。​

1画面表示

ライブ割り付け画面

蓄積送出画面


選択したカメラ映像の任意の日時を指定し、選択した映像出力機に表示する画面です。​指定したカメラの24時間以内の映像を出力したいチャンネルに映像出力するなどの操作を行う画面です。

ソリューション

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